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メンバーに「入社してよかった」と思ってもらうため。カミナシのノベルティ戦略とは?

    HRオンボーディングベンチャー人事ウェルカムキットスタートアップ
のってぃ

約1年前、オンボーディングをテーマにNOFTYで取材をさせていただいた株式会社カミナシ。

「オープンな文化を副業者にも」
https://www.nofty.co.jp/blog/6ntdipahv

オンボーディングに力を入れ、チームメンバーを大切にしているカミナシは現在NOFTYを導入し、ノベルティ施策を行っている。前回のブログでオンボーディングについて話をしていただいた小林美絵さんに、今回はノベルティを活用した戦略について聞いてみた。

メンバーを大切にするカミナシ。ノベルティをいつ渡す?


ー現在、ノベルティを用いた施策はどのようなものがあるのでしょうか?

実は現在3つのプロジェクトでノベルティを渡しています。

ー3つ!多いですね。ノベルティは新入社員が入社したときにウェルカムキットとして渡すのみの会社も多いと思うのですが...

そうですね。うちは新入社員が入社した時のウェルカムキットだけでなく、入社して500日・1000日が経過した社員にもノベルティを渡しています。あと、社内のチームだけでなく、お客様にもノベルティを配送しています。

ーなるほど。ウェルカムキット、500日・1000日記念、お客様用の3つのノベルティがあるのですね。それぞれ、なぜノベルティを渡すようになったのでしょうか?

ウェルカムキットは、「入社してよかった」と新入社員に思ってもらうための施策をできたらと社長が発案しました。元々オンボーディングに力を入れており、社員のエンゲージメントをさらに高めたかったのです。

500日・1000日記念は、新入社員に向けたウェルカムキットを始めた時に既に入社している社員から「新入社員はグッズがもらえて羨ましい!」という声があがったことをきっかけに渡し始めました。長く在籍してくれている社員への感謝の気持ちも込めています。

お客様用のノベルティはカスタマーサクセスの部門が管理していて、お客様へオンボーディング期間が終わった時などにお渡しています。これはかなり前から実施していた施策です。導入期間が終わり、今後継続して活用いただくときにお渡しすることで、お客様のモチベーションも上げていける施策だなと思っています。



ノベルティを選ぶ基準とは?


ーウェルカムキット、500日・1000日記念、お客様用ノベルティ。それぞれどのようなものを渡しているのでしょうか?まずはウェルカムキットについて伺いたいです。

ウェルカムキットでは代表からのメッセージ、ステッカー、Tシャツは必ず渡しています。それ以外にもマスクケースなど、個数限定で入っているものもあります。個数限定のものはイベントのために作成したノベルティを「せっかくなのでウェルカムキットにも入れよう!」と入れているものなので、在庫がなくなったらそこで終わりです。

ー新入社員からの反応はいかがですか?

どれもとても喜んでもらえていますね。ステッカーもパソコンに貼ってくれたり。あと、Tシャツはデザインがおしゃれなので出社時に会社に着てきてくれる人もいます。

ー普段から会社のTシャツを着て出社!すごいですね。

はい。贈っている側である私も嬉しくなります。

ー500日・1000日記念はどのようなものを渡しているのでしょうか?

500日記念はタンブラー、1000日記念はバスタオルを渡しています。どちらもオリジナルデザインです。

ータンブラーもバスタオルも、珍しいノベルティですね。どのようなこだわりがあったのでしょうか?

 どちらも実用性が高いものを選んでいます。500日記念の対象者は人数も多かったので、社内で使ってもらって「羨ましい」と思ってもらえるものがいいなと思って作りました。日常的に使えるように、機能性が高いTHERMOSを選びました。私も普段使いしています。
1000日記念のバスタオルも、日常的に使えるもので自由度が高くデザインできる商品を選びました。ただ実はこのバスタオル、届いてみたら想像以上に可愛くできたのでもったいなくてあまり使えません(笑)

ーそうなのですね!ぜひ大切に使ってください(笑)デザインはどのように考えられたのでしょうか?

ノベルティのデザインはすべてインハウスデザイナーに依頼しています。

ー会社らしいデザインにできるのはインハウスのデザイナーならではですね。

はい。ノベルティの選定をする際も、普通のノベルティだと商品にレーザーでロゴを印刷するだけになってしまうので自由にデザインができるノベルティを選びました。せっかくの記念品なので自分達のデザインを大きく反映したかったのです。

ー受け取ったメンバーからの反応はいかがでしたか?

かなり喜んでくれました。普段リモートで仕事をしているメンバーが多いカミナシですが、4/1の新入社員の歓迎会の時に「500日・1000日記念もノベルティお贈りします!」ってサプライズで発表して、その場にいた対象のメンバーには手渡しができたんです。直接代表から渡せたので、よかったです。

ーリモートが多い中でそういったことができるのは嬉しいですね。

はい。代表自身も「500日・1000日記念のノベルティ欲しい!」と言ってくれたので代表の分も作りました。ノベルティがあるとチームに一体感がでますね。

ーお客様用のノベルティはどのようなものをお贈りしているのでしょうか?

現在はステッカーとマスクケースをお渡ししています。

ーノベルティをお贈りするタイミングは決まっているのですが?

カスタマーサクセスの担当に任せています。元々コーポレートチームがカスタマーサクセスに依頼されて配送していたのですが、NOFTYに依頼するようになってからはカスタマーサクセスの担当が直接発注するようになりました。

NOFTYでノベルティ配送を効率化


ー現在カミナシさんはNOFTYでノベルティ配送をされています。どのような経緯でNOFTYを活用するようになったのでしょうか?

昨年の10月くらいから、ウェルカムキットなどノベルティに力を入れるようになりました。NOFTYに依頼するようになったのは今年の2月ごろです。NOFTY代表のハンさんからサービスの概要は聞いており、人手不足もありノベルティの配送はNOFTYに依頼するようになりました。業務が多くなったので、ウェルカムキットだけでなくお客様用のノベルティ、500日・1000日企画もNOFTYで配送してもらうようになりました。

ーNOFTYに依頼する前からノベルティの配送を行っていたのですね。人手不足だと配送作業は大変ですよね...。

はい。普段はリモートで仕事をしているのですが、NOFTYを活用する前はノベルティの配送のためにスケジュールを調整して、オフィスに出社して配送作業をしなくてはいけませんでした。また、お客様用のノベルティの配送は、前日に作業が発生することがわかったりもして...。今はフォームを入れるだけで配送の依頼ができるので、本当に助かっています。

(実際のフォームの画像)


ーNOFTYを導入するにあたりどのような作業を行いましたか?

まず、見積もりを出してもらって導入を決めてから、私がNotionでマニュアルを作りました。マニュアルには「どのような商品を同梱してもらいたいか」などを記載していますね。その後は全てSlackでのやりとりです。「500日・1000日記念のプロジェクトをやりたいんですけど」とかもテキストでお伝えしました。自分達がやりたいことを汲み取ってくれるのでとても楽ですね。

(実際のマニュアルの画像)


ーテキストベースでのやりとりで困ったことなどはありませんでしたか?

いえ、むしろ複雑な内容でもSlackで伝えると理解してくださるのでありがたいです。「ノベルティを贈る場合は3営業日前までにフォームを入力する」というフローができたのも今までとは違う点ですね。

ーフローができたのですね!確かにそれだとより効率的に配送ができそうです。

はい。私たちコーポレートチームだけでなく、お客様用のノベルティを配送するカスタマーサクセス部門のメンバーも、直接フォームに入力して好きな時にノベルティを配送できるようになりました。私たちを一度挟んで配送しなくて良い分、より効率的になりましたね。

ー効率化、大切ですね。今後やってみたいノベルティ施策などはありますでしょうか?

ウェルカムキットに名刺などを入れてみたいですね。今はウェルカムキットに実用的なモノは入れていないので、仕事で使う道具なども入れていきたいです。